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SESSION 技術職座談会

K

 2007年入社

工学部情報機械•システム工学科卒

技術工事部 工事課 主任

M

2018年入社

工学部建築学科卒

技術工事部 技術課

N

2019年入社

工学部建築学科卒

技術工事部 技術課

H

2021年入社

生活環境学部環境デザイン学科卒

技術工事部 技術課

入社後に苦労したこと
K

技術職って黙々と図面を書くイメージだったんだよね。実際はお客様に自分の言葉で提案したり、業者さんに指示を出したり、営業的な面が大きいというの感じたな

M

僕も同じです。特に入社後3年間は工事課配属だったので、業者さんと直接やり取りしながら現場を進めていくことがメインでした。

H

工事課だと、最初は何に苦労しましたか?

M

まず工事全体の流れを把握することかな

N

新築工事の場合、他社さんの電気工事や水道工事もある中で空調工事が入れる期間が決まっていて。その中でミスなく終えるには、事前の手配や現場の確認が肝心ですけど、どの作業にどれぐらい時間が必要で、何をしないといけないのか……。これはやっぱり現場を経験しないとわからないですよね。

M

そうだね。最初のうちは上司や現場の業者さんに助けてもらいながら、手探りで進むのに精一杯だったなあ。

N

僕も、1年目はその感覚を掴むことに苦労しました。

K

MくんNくが工事課にいた頃、僕が上司だったからよく覚えているよ。

N

当時は本当にお世話になりました!

一方に集中してたら別の案件が手薄になりかけて……K主任にもたくさんフォローいただきましたし、業者さんにお叱りを受けたこともありました。

M

僕にもそういう経験あるなあ。でもビシッと叱っていただけたおかげで、現場の安全とか納期管理とか、どれぐらいの意識を持って取り組まないといけないのかが理解できたよね。

N

はい。施工管理=現場のリーダーなので、いつか業者さんたちを引っ張れるようにならないと、という気持ちで吸収していけたんだと思います。

K

空調製品はきちんと設置できていないと、後になって水漏れや騒音の問題が出てきたりする。そういうトラブルを防ぐには、現場を細部まで確認したり、先回りして対応したりといった、僕たち技術職のウデにかかっているからね。

2人とも技術課に異動する頃には頼もしくなっていたよ

H

私は入社後技術課に配属されたので……いつか工事課に異動になったときのために、今の話、しっかり覚えておきます!

K

Hさんはまだあまり現場に出たことはないよね。

H

はい。そういえば、この前初めて1人で現場調査に行ってきたんです。

K

どうだった?

H

会社に戻ってきてから、何点か確認不足だったことに気がつきました……

K

最初から完璧に調査できる人はいないから、あんまり落ち込みすぎずにね。 みんな通る道だから!

H

本当は疑問に思っていたことがあったのに、自分に自信が無くて言えなかったんです。

K

場数を踏めば自分で判断できるようになっていくから大丈夫。焦らずやっていこう

この仕事の面白みって?
N

僕は古い年代の建物の更新工事にワクワクします。その時代ならではの施工や設備が見れるので。

M

この前担当していたのは、戦前からある物件だっけ?

N

はい! 壁や床も全部レンガ造りでの工場で圧巻でしたよ。

K

古い物件ならではの大変なことって何かあった?

N

天井を開けても工事に必要な配管が見当たらなくて。一瞬「えっ」となりました。現場調査では立ち入り禁止のエリアがあったんですけど、実はそこに全部あったという……

古い物件だとこういう自分にとっての「普通」が通用しないところがあるんですよね。それが大変なところでもあり、面白いところでもあります。

K

楽しい案件はその分大変って、僕も共感するなあ( 笑)。新しいケースを知れることは技術職としての好奇心がくすぐられるというか…。「さあここからどう進めよう」ってアレコレ考えるのは楽しい。想定外なことも起きるから大変だけど、終わってみれば達成感が勝つよね、やっぱり。

M

面白みとはちょっと違いますが、良いなと思うところは、課を超えて経験できるところですね。

H

工事課から技術課へと異動して良かったことはありますか?

M

僕が1年目のときから色んなノウハウを教えてくださった業者さんがいてね。技術課に異動した今は、逆に僕に色々と相談をしてくれるんだ。長く関係が続いていることも、自分の成長も実感できることも、すごく嬉しいな。

K

Mは入社当初に比べて明るくなった気もするね

M

そうかもしれません。現場回数が増えるにつれて業者さんとの仲も深まっていくので。仲間が増えて、より楽しさを感じられるようになってきましたね。

K

Mは最近どんな案件を担当しているの?

M

手術室や研究所、工場に設置する特殊空調案件が増えました。

K

それはまた複雑な案件ね~。どう?楽しい?

M

温度や湿度の条件が一般的な物件よりも厳しいので、それをクリアする機器を選定するのがなかなか大変です(笑)。でもじっくり考えることは好きなので、充実してます。

K

空調って対「人」のイメージが強いけど、対「モノ」はまた違う奥深さがあよね。

M

はい。モノは「暑い」「寒い」とは教えてくれないですし…。食品だと乾燥しすぎるのはNGだとか、化学薬品を扱うところは計装(※)に気を使いますし。上司は特殊空調のプロなので、困ったときは相談しています。

H

そういえばみなさん、それぞれ得意分野を持ってますよね。

N

僕の上司は計装関連のプロフェッショナルだよ。何を質問しても、「予想できる原因はコレとコレだね、あとここも注意だね」って答えてくれるからすごいんだよなあ。僕の何倍もの引き出しを持っているんだなって感じる。

※空調機に付属するセンサーや基板とは別に、計測装置や制御装置を装備し、測定・制御すること。

たとえば工場では昼夜を問わず機械が稼働しているので、それらが停止することなく安全に稼働し続けるために、温度や圧力などを常時測定し、工場内の温度を一定に保つ為に空調機の能力を制御している。

K

Hさんは今、ZEB)案件を頑張っているよね。うちの沼津営業所リニューアルに関わったって聞いたよ

H

そうなんです!

断熱材の精度、壁の素材、窓の大きさや厚さ、人の発熱あらゆるエネルギー量を算出して、最終的なエネルギー消費量を限りなく抑えられる空調機器を選定しました。

K

業界内では最先端の事業だからね。それを任されているのはすごい! それも、ほぼ1人で担当しているんでしょう?

H

はい。なのでこの分野を得意って言えるようになれたらなと思っているんです。

M

Hさんならなれる!

N

僕たちの仕事って、すでに空調が入る物件は決まっていて、「そこで快適に過ごしてもらうためにどんな能力の製品が必要か」「限られたスペースにどう設置するのか」を考えていくことですよね。

M

他の業者さんが施工する水道管や電気配線に干渉しない空調配管の通し方とか、部品の組み合わせ考えることはたくさんあるよね。

K

いろんな条件を考慮して1番ピッタリな製品・設置方法で納品できた時が気持ちいいよね。

Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称。省エネ製品や再生可能エネルギーを活用することで、建物内の一次エネルギー消費量の収支を限りなくゼロに近づけること。またそのシステムに則り整備された建物。
技術工事部ってどんな雰囲気?
N

技術課は特に計算業務が多いので、みんな黙々と仕事してますね。でもピリピリしているわけではなく、自分の仕事に集中してるって感じです。

K

営業さんやお客様からの問い合わせも多いからね。いつも誰かしらが電話対応してたり、どこかのデスクで打ち合わせしてたり。シーンとはしてないよね

H

ひたすら計算続きだと頭が回らなくなってきたりするんですが…そういう時に声をかけていただけるので、リフレッシュできます。

N

「コレ食べる?」とか「週末何した?」とか、たわいもない話はポツポツありますもんね。

M

最初はわからないことだらけだったけど、迷ったら周りの人に聞けるから、1人で思い悩むこともなかったな。それは今でも同じ。

K

僕は建築の知識は無かったから全部入社後に学んだよ。それで今は大概の案件には動じないくらいにはなれたかな

H

建築系の学部出身の方が少数派ですよね。機械系とか、化学系出身の先輩が多い気がします。

N

だから誰にでもチャンスはある!

K

何を学んできたかというより、どんな案件にも興味を持てることが大事だよね。好奇心旺盛な仲間が来てくれることを願っています!